関西はJRと私鉄が並走している光景が珍しくありません。そこで困るのが、どれを使えば安くて早いのかです。 大阪と姫路を数知れず往復もしている私が皆様をご案内します。
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このサイトでよく使う、昼トクきっぷと時間差きっぷの違いをまず覚えておきましょう。
昼トクきっぷとは、いわゆる時間差きっぷと休日割引きっぷを一緒にしたもので、関西圏では京都〜元町の区間内発着で売られています。 逆に言うと、大阪〜神戸、大阪〜米原などに昼トクはありません。また、使える時間も制限され、土日祝日はいつでも使えますが、平日は10時〜17時までに改札に入る必要があります。
なおサイトによっては『昼特きっぷ』とすることもありますが、このホームページでは『昼トクきっぷ』と表記します。
私鉄にある時間差きっぷは基本的にはJRの昼トクと同じですが、多くの場合、平日の有効時間帯がJRより1時間短く、10時から16時までのケース(阪急など)が多いです。 各私鉄によって異なる場合もありますので、注意してください。
写真は実物の昼トクきっぷの例です。正式には昼間特割きっぷといいます。ちなみにこれよりも大きいサイズのものもあります。
普通、大阪から三宮に行く場合、時間を重視すれば20分で着くJRで、安く行くには阪急か阪神というのが一般的です。しかし、JRの方が安くて早くなることがあり、知っている人は必ず使う手があります。
昼トクきっぷです。形態は回数券のようになっています。券売機でも購入できます。 が、そんなしょっちゅう大阪と三宮を行き来しない人はチケット屋さんに行きましょう。 大阪〜三ノ宮だと、大阪駅前〜ビルの相場は片道240〜250円です。ちなみに普通に行くと390円ですから、150円ほどお得です。
ただし使える時間帯に制限があります。平日の10時〜17時、土日祝日、年末年始に使えます。17時までというのは17時までに改札に入れば良いということです。
10時〜17時以外の時間帯ではJRのチケット相場が350円なので阪急か阪神を使ったほうが安いです。ちなみに阪急の方が空いています。
結論
まず結論(山陽電車は株主券利用)。
このルートは所要時間が最も早く楽ですが運賃が最も高いです。
昼トクの場合はチケット屋でこの区間を買うと、必ず大阪〜三ノ宮/神戸と三ノ宮〜姫路の二枚のきっぷを渡されます。初めての人はびっくりするらしいです。でも特に問題はありません。入るときには出発駅が書いてあるきっぷだけを入れて、到着駅で改札に2枚通せばいいだけです。
なぜこうなるかというと、昼トクは神戸以西では存在せず回数券だけになるので、大阪〜元町(昼トク)と三ノ宮〜姫路(回数券)の組み合わせになるためです。
普通の回数券でも2枚セットのことが多いです。値段は昼トクで1150円、回数券で1200〜1220円程度。
時間がかかるのでこのルートを使う人は少ないが17時以降に、時間があって安く行きたい場合は阪神梅田〜山陽姫路ルート。直通特急の車両によっては1人掛けの椅子が配備されているのでJRより気分的に楽なこともある。
金額の内訳は大阪〜阪神三宮が250円(時差)と290円(回数券)、神戸高速鉄道が140円(回数券)、山陽電車が株主優待券650円。
シーサイド1dayチケットは阪神梅田〜山陽姫時間全駅乗り降り自由のフリーきっぷ。最も安く、おまけに乗り降り自由だが、1日で往復しないと非常に損をする。
超マイナールート。1と比べると昼トクで100円、回数券で50円安くなる。
超マイナールート。1と比べると昼トクで100円、回数券で60円安くなる。
余談ですが、大阪では稀に、姫路や神戸では姫路〜灘の回数券が置いてあることがあります。灘で降りて、阪急王子公園駅まで歩けば西宮北口まで行く場合だと40円安くなります。梅田に行く場合には使えませんが。
結論からいいます。JRの快速です。
理由は、新快速は早いのですが、混みます。座れる確率は低いです。また快速と比べてよく揺れます。その点快速は揺れが少なく、人の出入りが多く、座れる確率が高いです。
快速と阪急・阪神を比べると、JRは運賃390円、昼トクで250円。阪神と阪急は310円。回数券を使って300円ってとこでしょう。 なので10〜17時はJR、それ以外は阪神か阪急です。
で、阪神と阪急のどっちが楽かというと、阪急です。阪神は6両編成でカーブが多いですが、阪急は8両編成で比較的直線が多いです。阪急の方がゆれが少なく、空いています。ただし大阪よりの2両は梅田駅で改札が近いので混みます。神戸よりに行けば行くほど空いていますので、座ることにこだわる場合は前に行きましょう。
ただし、元町に行く時は阪神かJRが正解。阪急の駅に元町はなく、ちょっと行き過ぎて花隈(はなくま)まで行ってしまいます。
阪神間の人には定番。でもそれ以外の地方の人は注意しましょう。阪神とJRの西宮駅と阪急の西宮北口はそれぞれ離れています。特にJRの西宮駅から阪急の西宮北口は1キロはあります。
そういうわけでで西宮に行く際は行き先に合わせてきっぷを使いましょう。
大阪駅と北新地駅は目と鼻の先にあり、特例があります。
大阪駅を通る定期券を持っていれば北新地駅でも降りることが可能です。また逆に来た新地経由の定期でも大阪を利用できます。
また回数券などでも、大阪発着のものは北新地でも乗降できます。
そして、大阪駅前1〜3ビルは大阪駅よりも北新地駅のほうが近いので、そこの金券ショップで買ったきっぷは各駅停車を利用する場合は北新地から乗った方が楽です。
ただし、神戸線の快速や新快速を利用する場合は大阪駅を使ってください。座れる確率が上がります。
大阪で新快速や快速に乗るときは注意が必要です。編成数が6〜12両と決まった両数ではないからです。
もし、電光掲示板を見て、編成数が6両だったら座れないことを覚悟してください。またホームの中央よりにいた方がいいです。行き過ぎると「扉がない」ってこともありえます。
以前大阪駅でギャルがこの過ちをして、一人でキレてました(笑)
で、8両の場合も6両の場合と大差ありません。もし快速で12両だったら、前に行けばいくほど空いています。大阪発姫路方面行きの最後尾は必ず混みます。
姫路よりの先頭車の場合トイレが付いていますので、通常の車両よりは座席が少なく、座れる確率は下がることも覚えておくと便利。
三ノ宮から乗る場合は80%座れません。ただし階段が近い場所で一番前に並んでいれば座れることが多いです。
また、うるさい車内が嫌いな人は、パンタグラフ(天井についていて電線に接している◇の形のもの)のある車両は避けてください。100%モーターが付いています。それ以外の車両ではモーター車は50%くらいの確率です。 絶対モーター車を避けたい場合はオタクになってください。形式名が『モハ』または『クモハ』と車両側面のプレートに書かれているもの以外に乗れば100%大丈夫です。
この疑問を持つ人はあまりいないでしょう。JRの新快速が最速です。では他の電車で行くとどうなるのか?まとめてみました。運賃の()で囲んであるのは最も安い場合の運賃です。時間などによって変動します。
ついに見つけました。JRで普通に行くと往復で2900円かかる大阪姫路間ですが、往復で2000円を割るルートを発見しました。
JRで三宮まで昼トク(片道240円)で行って、三宮・姫路1dayチケット(1400円)を使うと、往復で1880円です。ただし時間に制約があります。 昼トクは平日10時から17時、土日祝日でのみ使えるので、朝と夕方5時以降は使えません。その場合はシーサイド1dayチケット(2000円)が最安値と思われます。
なお三宮・姫路1dayチケットは阪神三宮駅、シーサイド1dayチケットは阪神電車の駅事務所などで手に入ります。
ただし姫路から大阪に遊びに行く場合、大阪・姫路1dayチケット(2600円)の方が得なこともあります。これは大阪市営地下鉄も乗り放題になります。
高野山1dayチケットが便利です。春は4月1日〜6月30日、秋は10月1日から11月30日までと発売期間が短いですが、発券した各私鉄と特急を除いた南海高野線、高野山内のバスが1日乗り放題になるきっぷです。南海線内で特急『こうや』に乗車するには特急券を別途買う必要があります。特急だと非常に快適に行くことが可能です。
値段は各鉄道会社によって異なり、2850〜3800円です。京阪神からだと3000円前後という鉄道が多いと思います。
上記の期間以外でも、南海電車では通年で高野山フリーサービックという割引券を発券しています。これは通常の17%オフになります。
青春18きっぷでさまざまな場所に電車に揺られて行くうちにいつの間にか電車ヲタクになってしまった人間。
2007年春、諸事情で姫路にまでよく行くようになりいかに安く姫路に行くかを研究するうちにJR、阪急、阪神、山陽電車を駆使するようになる。そして気づけばこのようなブログみたいなホームページを作ってしまった。
閲覧者の満足度はわからりませんが、できるだけ一般のヲタでない人にも使いやすいコンテンツ作りを心がけますのでご愛顧ください。
管理人の本家サイト。
JRの車両を中心に集めているサイトです。
無料で便利に時刻を調べられます。ケータイ版も無料で利用できます。
大阪駅前1〜4ビルの相場です。これより10円前後安い場合も高い場合もあります。
運賃相場(通常→昼トク) | |
大阪〜尼崎 | 170→130円 |
大阪〜西宮 | 290→170円 |
大阪〜芦屋 | 290→190円 |
大阪〜甲南山手 | 380→230円 |
大阪〜三ノ宮 | 390→250円 |
大阪〜神戸 | (無) |
大阪〜兵庫* | 540→390円 |
大阪〜鷹取* | 620→400円 |
大阪〜須磨* | 690→400円 |
大阪〜垂水* | 790→440円 |
大阪〜姫路* | 1450→1150円 |
京橋〜三ノ宮 | 540→440円 |
大阪〜京都 | 540→320円 |
*の三ノ宮以西は普通回数券使用 |
運賃相場(通常→回数券) | |
大阪〜尼崎 | 170→160円 |
大阪〜西宮 | 390→350円 |
大阪〜芦屋 | 290→270円 |
大阪〜甲南山手 | 380→330円 |
大阪〜三ノ宮 | 390→350円 |
大阪〜神戸 | 390→350円 |
大阪〜兵庫 | 540→380円 |
大阪〜須磨 | 620→490円 |
大阪〜垂水 | 780→530円 |
大阪〜姫路 | 1450→1220円 |
灘〜姫路 | 950→880円 |
三ノ宮〜姫路 | 950→880円 |
京橋〜玉造 | 120→110円 |
京橋〜大阪 | 160→150円 |
大阪〜京都 | 540→440円 |
阪急運賃相場 (土日割/時差割/回数券) 150円区間 | 120/130/140円
| 180円区間 | 150/160/170円
| 220円区間 | 180/200/210円
| 260円区間 | 210/230/250円
| 270円区間 | 220/240/260円
| 310円区間 | 250/270/290円
| 360円区間 | 290/320/340円
| 390円区間 | 310/340/360円
| 株主券 | 380円
| |
株主優待券相場 | |
京阪 | 330〜380円 |
山陽電車 | 650円 |
阪急電車 | 380円 |
おまけ
関西難読駅名 | |
駅名 | 読み方 |
JR西日本 | |
柘植 | つげ |
膳所 | ぜぜ |
放出 | はなてん |
祝園 | ほうその |
河内磐船 | かわちいわふね |
住道 | すみのどう |
四条畷 | しじょうなわて |
阪急電車 | |
売布神社 | めふじんじゃ |
清荒神 | きよしこうじん |
雲雀丘花屋敷 | ひばりがおか はなやしき |
十三 | じゅうそう |
柴島 | くにじま |
花隈 | はなくま |
阪神電車 | |
大物 | だいもつ |
京阪電車 | |
御陵 | みささぎ |
黄檗 | おうばく |
樟葉 | くずは |
近鉄線 | |
平群 | へぐり |
南海電車 | |
中百舌鳥 | なかもず |
神戸電鉄 | |
鵯越 | ひよどりごえ |
大阪市営地下鉄 | |
喜連瓜破 | きれうりわり |
天下茶屋 | てんがちゃや |
京都市営地下鉄 | |
烏丸御池 | からすまおいけ |
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